Maschine 3.1.0の新機能
Maschine バージョン 3.1.0 がリリースされました。これまで多くのユーザーから支持されてきた Maschine の強力なパフォーマンス機能をさらに拡張し、新たに「Custom Chords」機能を追加。Maschine MK3 および Maschine+(コントローラーモード時)において、独自のコードセットを作成し演奏できるようになりました。
この機能により、理想的なコードセットをライブパフォーマンスで使用したり、複数のプロジェクト間や他の Maschine ユーザーとコード進行を共有することで、より簡単にリミックスや新たなインスピレーションを得ることができます。
User Chords(カスタムコード)の使い方については、Maschine 3 マニュアルをご確認ください。
追加機能
- User Chords: 独自のコードセットを作成し、他の Maschine ユーザーと共有できます。
- User Chords 使用時のアクセシビリティを改善
- Maschine+(コントローラーモード)における Ableton Live との連携を追加
- Ableton Live バージョン 11 / 12 用の DAW インテグレーションスクリプトを更新
- スタンドアロンアプリケーションのメインメニューおよびキーボードショートカットからフルスクリーンモードが利用可能に
修正
- プラグインのスキャンがフリーズする場合がある問題を修正
- 一部の NKS サードパーティープリセットがブラウザに表示されない問題を修正
- Logic Pro 上で Maschine プラグインをホストした際、プラグインの UI が正しく開閉しない問題を修正
- パターンエディタのスクロールバーが常に表示されない問題を修正
- Traktor や他の Ableton Link クライアントとの Ableton Link 使用時、テンポ同期が期待通りに動作しない問題を修正
- Logic Pro 環境で Maschine を使用中、プラグインウィンドウの赤い「×」をクリックしてもウィンドウが閉じない場合がある問題を修正
- Logic Pro 環境で Maschine エディタを閉じた際、プラグインウィンドウが開いたままだと黒いウィンドウが残る問題を修正
User Chords のハードウェア対応状況
User Chords の作成 / 編集 / 演奏が可能なハードウェア
- Maschine MK3
- Maschine Plus(コントローラーモード時のみ)
User Chords の“演奏のみ”対応ハードウェア
- Maschine Mikro MK3
- Maschine Jam
- Maschine Studio
- Kontrol S-Series MK3
- Komplete Kontrol S-Series MK2
- Komplete Kontrol M32
- Komplete Kontrol A-Series
Maschine 3.0.1 の新機能
Maschine バージョン 3.0.1 では、プラグインの並列スキャンによりスキャン速度が最大で 4 倍に向上し、そのほか多くの修正が含まれています。
追加機能
プラグインの並列スキャン
Maschine 内でのプラグインスキャンが最大 4 倍に高速化されました。特に Waves などのシェルプラグインに対して最適化されたアルゴリズムが適用されています。
修正
- ノートイベントの端付近をクリックした際にノートプレビューが鳴らない問題を修正
- エディットカーソル(ノートの始点・終点)のクリック領域が極端に小さかった問題を修正
- Metaverb のバナーアートワークが誤っていた問題を修正(表記ゆれの修正)
- サンプルレートを変更するとアプリケーションがクラッシュする問題を修正
- オートセーブ時、Kontakt 8 が書き込みを行うスレッドと競合しクラッシュする場合があった問題を修正
- VST プラグインウィンドウが Maschine や DAW の裏に隠れてしまう問題を修正
- 特定の VST3 プラグインパラメータをソフトウェア上で操作するとアプリケーションがクラッシュする問題を修正
- プラグインウィンドウをピン留め(ドッキング)しようとするとクラッシュする場合がある問題を修正
- Kontrol MK3 のスケールエンジン設定で、キー・モードの変更ができなかった問題を修正
既知の問題
- Maschine スタンドアロン版のウィンドウを完全にリサイズできない
- 次期バージョン(v3.1)での修正を予定しています。