2024.07.19
ミックスの基本をマスターできたので、次はイコライザー(EQ)を使ってサウンドを調整しましょう。Mixer FX(エフェクト)を使えば、トラックの間の展開をよりエキサイティングにし、パワフルなサウンドでDJプレイすることができます。
次のトラックに移行する前にLOW EQノブを左に回し、そのトラックの低音をカットしておきます。次のトラックに移行が完了したら、ノブを右に回し低音を元に戻します。各EQノブを使ってトラックのサウンドを調節してみましょう。
Mixer FX(エフェクト)を1つ(又は全て)使えば、サウンドを拡張し、もっとエキサイティングな展開を作ることができます。FX SELECTボタンのいずれかを押してエフェクトを選択してください。
その隣のノブをどちらかの方向に回すと、選択したFXを操作することできます。ノブが中央に位置していれば、Mixer FXはオフになります。またソフトウェア上で、両方のデッキに別々のFXを適用することもできます。
この最後のセクションでは、ホットキューの使い方を解説します。この機能により、トラック内の様々な位置にすばやく移動することができます。またループの設定とトリガー方法も解説します。
1番目のホットキューはいつもトラックの先頭にあり、デフォルト設定では白く点灯しているパッドに保存されています。パッドを押すとトラックの先頭に戻ります。
トラックの曲中で2番目のホットキューを設定する場合は、その位置で、消灯しているパッドを叩くと保存されます。青で点灯しているパッドは新しいホットキューを示します。またホットキューをトリガーするには青のパッドを押します。するとトラックの再生位置がトラック内のホットキューにジャンプし、そこから再生を続けます。また複数のホットキューも設定でき、青のパッドを押せば、それぞれの位置から再生することができます。
トラックの現在の位置でループをアクティブにするには、LOOPエンコーダーを押します。LOOPエンコーダーを回すと、ループの長さを調節できます。ループの長さの設定は、エンコーダーを回せば、1/32から32ビートの間を設定できます。
アクティブなループは保存可能で、後からトリガーもできます。ループを保存するには、消灯しているパッドを押します。またSHIFTとパッドを同時に押すとループを削除できます。そして緑のパッドを押すとループをトリガーできます。
こちらのガイドをご一読されれば、TRAKTOR KONTROL S2の最も重要な機能を理解し、すぐに音楽制作を始めることができます。しかし、TRAKTOR KONTROL S2は、ここでは説明しきれない多くの機能を備えており、ご自分でお試し頂くことをお薦めします。
製品マニュアルでは、全ての機能を網羅し解説しています。製品ページからダウンロードできます。
©2025 Media Integration, Inc. ©2025 Native Instruments GmbH
Distributed by